オーガニックコスメとは?基準は?無添加、自然派コスメとの違いは?

オーガニックコスメとは?

ゆるナチュ生活に足を運んでくださっている方は、オーガニックコスメを普段から愛用している方はもちろんですが、最近オーガニックコスメに興味を持ちだしたという方も多いと思います。

ここ数年、オーガニックコスメは雑誌の特集などでも取り上げられたり、デパートなどにもオーガニックコスメを扱うカウンターやコーナーを設けたりと、以前よりもだいぶ買いやすくなってきました。

それと同時に「オーガニックコスメってどんなコスメなの?普通のコスメと何が違うの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
それに、オーガニックコスメってなんだか深く知ろうとすると難しく感じちゃう・・という方もいるかと思います(私も最初はそうでした^^;)。

今まで、このブログではオーガニックコスメについて詳しくお話をしていなかったこともあるので、「オーガニックコスメとは?」について、詳しくお話していきたいと思います。

スポンサーリンク

化粧品は「医薬品、医薬部外品、化粧品」の3つに分類される

化粧品は、大きく分けると「医薬品、医薬部外品、化粧品」の3つに分けられています。

化粧品は「医薬品、医薬部外品、化粧品」の3つに分類される

私たちが普段使用しているのは「化粧品」になるかと思いますが、化粧品の中でも「ケミカルコスメ、無添加コスメ、オーガニックコスメ」と3つに分けることができます。
(また後日、これらの違いについてなどは詳しくご紹介する予定です)

オーガニックコスメとは?

オーガニックコスメとは、無農薬栽培や有機栽培(化学合成成分不使用のもの)された植物を主原料として作られている化粧品のことです。

基本的に、オーガニックコスメと呼べるものは、配合されている成分がきちんと無農薬や有機栽培されているものを使用しているかどうかを第三者機関で認定されなければいけません。

海外では、さまざまなオーガニック認証機関があるのですが、日本ではオーガニック認証機関は「日本オーガニックコスメティック協会(JOCO)」のみです。
しかも、JOCOは最近設立されたばかりですので、海外の認証機関に比べると、ほとんど認知されていないのが現状です。

今の日本では、99%石油由来合成成分が配合されていて、残り1%だけオーガニック成分が配合されていれば「オーガニックコスメ」として販売することが可能な状態です。
極端に言えば、石油由来合成成分のケミカルコスメに1滴だけオーガニック成分が入っていれば「オーガニックコスメ」と言えてしまうのです。

それゆえに、消費者の私たちは購入する際にしっかりと商品や配合されている成分などを見極める力が必要になってきます。

オーガニックコスメという言葉が生まれたのは?

「オーガニックコスメ」という言葉が生まれたのは、2001年2月です。
当時、環境NGOアイシスガイアネット(現日本オーガニックコスメ協会)が制作した単行本のタイトルとして「オーガニックコスメ」という言葉が誕生しました。

ちなみに「オーガニックコスメ」という言葉は、造語です。

「オーガニック」には、もともと「生命の源」「有機的なつながり」という意味合いがあり、それは人間が誕生する以前から存在し、多様な生命体を自ら生み出してきた自然の働きそのものを示す、広義の言葉だそうです。

実は昔は、化粧品=オーガニックな化粧品だった

もともと日本では、第二次世界大戦前は植物や種子などで化粧品を作るのが一般的でした。
植物の花びらや種子、果実から抽出したオイルや蒸留水を自分で作ったり、米ぬかや日本酒、焼酎といった普段の暮らしに身近にあるものを使って化粧品にしていたんです。
(ヘチマ水や椿油、どくだみ化粧水など今でも愛用されている方も多いですよね^^)

しかし、第二次世界大戦後、あらゆる分野に石油製品が広がり、化粧品も大量生産がメインになってくる中で、保存状態を長持ちさせるためだったり、腐りにくくするために石油由来の合成成分などの科学的な薬品を加えていくようになりました。

昔の日本では、その土地にある植物などをその土地に住んでいる人が使用するというのが当たり前でしたが、化粧品が大量生産されて数多く流通することで、当たり前にしてきたことが大きく崩れてしまい、昔ながらのオーガニック製法の化粧品が姿を消して、石油由来の合成成分がメインの化粧品が主流になりました。

これは日本だけではなく世界でも同じなのですが、石油由来合成成分メインの化粧品(ケミカルコスメ)が主流になったのと同時に肌のトラブルを訴える人が急激に増えだしました。

そんなこともあり、現在はまたオーガニックコスメが日本だけではなく世界中でふたたび注目されています。

オーガニックコスメの基準

オーガニックコスメの基準についてですが、現状、オーガニックコスメに対する法的な定義や世界的に統一された明確な基準はありません

世界的な統一基準はありませんが、

  • 石油由来成分の排除
  • 動物由来成分の排除(生きている動物からの抽出物は除く)
  • 植物原料のうち、70~90%以上がオーガニック栽培・無農薬栽培の植物であること

と、上記のような基準を満たしているコスメを「オーガニックコスメ」と呼ぶことが多いです。

世界でこれらの基準が統一されているわけではなく、ましてや日本はオーガニックコスメに関しては、世界から見ても遅れていると言われているので、日本にも明確な基準があるわけではありません。
(ですが、ここ数年の間に日本は飛躍的にオーガニックコスメに対して進化していますので、オーガニック後進国ではなく先進国の仲間入りをしているとも言われています)

ごく少量のオーガニック成分を配合したものをオーガニックコスメとして販売しているブランドも多数あるんですね・・・。

世界のオーガニックコスメの基準

オーガニックコスメの世界統一基準は現在はないということをお話しましたが、世界のオーガニックコスメの基準はどうなっているのかというと、世界各国はそれぞれオーガニック認証団体があります。

それぞれの認証団体で厳しい基準を設けており、その基準に合格しなければオーガニックコスメと名乗ることができません

しかし、世界統一基準ではありませんのでそれぞれの認証団体でオーガニックコスメに対する基準が違っていたり、認証団体によっては一部ではありますが石油由来成分や合成成分を許可していたりする場合があります。

オーガニック認証されているオーガニックコスメは、すべてオーガニック成分が配合されているとは限らないのが現状です。
ですが、オーガニック認証されているオーガニックコスメはそれなりに信用度もありますので、どのオーガニックコスメを選べばいいのかわからないという方などには、購入する際の目安になってくれます。

オーガニック認証の種類

世界のオーガニック認証団体で有名な団体はこちらです。

オーガニック認証の種類

左から

  • Ecocert(エコサート)/ フランス
    設立:1991年
    認証機関:民間団体
    認証の対象:農産物、加工食品、オーガニックコスメ
  • USDA(アメリカ合衆国農務省、United States Department of Agriculture)/ アメリカ
    設立:1889年
    認証機関:国家機関
    認証の対象:農産物、加工食品、オーガニックコスメ
  • BDIH(ドイツ医薬品・化粧品商工業企業連盟)/ ドイツ
    設立:1996年から基準作り検討、認定は2001年2月から
    認証機関:民間団体
    認証の対象:自然化粧品
  • 英国土壌協会(SOIL ASSOSIATION)/ イギリス
    設立:1946年
    認証機関:民間団体
    認証の対象:農産物、加工食品、オーガニックコスメ
  • Nature(ネイトゥルー)/ ベルギー
    設立:2008年
    認証機関:民間団体
    認証の対象:自然派化粧品、オーガニックコスメ

この他にも、たくさんのオーガニックコスメ認証団体が世界各国にあります。

日本のオーガニックコスメの基準

日本のオーガニック基準は、世界のオーガニック基準よりもさらにあいまいになっているように感じます。
やっと日本にも、オーガニックコスメ認証団体・JOCOが設立されてはいますが、正直なところ認証を受けているコスメはほとんどないように思います。

ここ数年オーガニックブームもあるためか、国産オーガニックコスメも色々なブランドが出てきていますが、海外の認証を受けている国産オーガニックコスメや、海外の認証を受けてはいなくても、海外の認証団体の基準に沿って作られている国産オーガニックコスメブランドがあります。

日本オーガニックコスメ協会が考えるオーガニックコスメの基準とは

日本ではまだきちんとしたオーガニックコスメに対する基準はありませんが、日本オーガニックコスメ協会では、世界のオーガニック認証団体よりも厳しい基準を独自に設けています

  • 日本オーガニックコスメ協会が考えるオーガニックコスメとは
    植物、粘土、鉱石類のように、まず自然界の中で循環することができ、自然のバランスを壊すことのない原料で作られたものであること。
    また、人工的な化学的方法によって、もともとの自然の組成を分解したり変化させたりすることがなく、自然が生み出したものをできる限りそのまま使うこと。
    あるいは、石けんのように長年にわたって使われており、環境や肌に対して無害であることがわかっている成分が使われるべきだと考えている。

    化粧品にオーガニック認証の植物原料が使われているだけで、その他のものが自然界にないものが使われている製品は、オーガニックコスメとは呼べない。

上記のことを前提に、日本オーガニックコスメ協会の独自基準は以下のとおりです。
【スキンケア、ヘアケア、アロマ製品の基準】
植物、クレイ、鉱石など、天然成分のみを使用したものであること。

  • 石油あるいは石油からの合成成分を使用したものは除く。
    化粧品に使用される合成成分とは「合成界面活性剤、合成防腐剤、合成色素(タール色素)、合成香料、合成溶剤」などを指す。
  • 植物原料から科学的に合成された、合成成分を使用したものは除く。
    例)プロパンジオール、植物原料のBG、植物由来の合成界面活性剤など。
  • 植物原料の一部を抽出しているものは、次のふたつの条件を満たしているものに限る。
    ①抽出する際に、合成溶剤を使用していないこと。
    ②抽出したものの保存方法として合成防腐剤(パラベンなど)を使用していないこと。

【メイク用品の基準】
石油及び石油原料の成分を使用している製品は除く。

  • メイク用品に関しても天然成分だけであることが望ましいが、ファンデーションなど乳化が必要な製品を作るのは、現状のオーガニックメイク用品の技術では簡単とは言えない。
    乳化のために使う界面活性剤については、植物由来の合成界面活性剤に限って使用したものは認めている。

ケミカルコスメとオーガニックコスメの違いは?

オーガニックコスメとケミカルコスメの違いについてですが、下の図を見ていただくとイメージしやすいかと思います。

オーガニックコスメの基準

※資料出典:HANAオーガニック

無農薬栽培や有機栽培(化学合成成分不使用のもの)された植物を主原料として作られている化粧品ですが、ケミカルコスメは石油を主原料とする7,000種類超の合成成分から作られている化粧品になります。

石油由来の化学合成された防腐剤、色素、香料、合成界面活性剤、シリコン、ポリマーが多く配合されており、天然成分配合と書かれていてもその量はほんの少量になりますので注意が必要です。

無添加コスメとオーガニックコスメの違いは?

無添加コスメというと「肌にやさしそう」というイメージだったり、合成成分が全く入っていないような印象を持つ方も多いと思います。
無添加コスメというのは、ケミカルコスメに配合されている厚生労働省が定めた102の旧指定成分を配合していない化粧品のことを言います。

ですので、無添加コスメはケミカルコスメと同じ分類になりますので、無添加コスメ=安心というわけではないんですね^^;

自然派コスメとーガニックコスメの違いは?

無添加コスメと同じく、肌にやさしそうなイメージだったり、合成成分が全く入っていないような印象を持つのが「自然派コスメ」ですよね。

自然派コスメは、植物エキスを抽出した成分を多く使った化粧品ということになるんですが、これも実は注意が必要です。

植物エキスの配合はほんの少量で、石油由来の合成成分が多く入っていても自然派コスメと呼べてしまいます。
パンフレットなどに書かれている言葉だけではなく、製品の全成分表示などをしっかりチェックする必要があります。

オーガニックコスメをきちんと選ぶためには

オーガニックコスメについて色々お話をしてきましたが、現在の曖昧なオーガニックコスメの基準だからこそ、購入して使用する私たちがきちんと製品やブランドを見極める力が必要になってきます。

かといって、オーガニックコスメを使い始めたばかりだったり、コスメに配合されている成分の知識があまりないという方も多いと思います。
(私も最初はそうでした。今も日々勉強です^^;)

オーガニックコスメ初心者の方が、きちんとしたオーガニックコスメを選ぶ場合は、

  • オーガニック認証を取得しているものを選ぶ
  • 製品のオーガニック成分の配合率を見る(70~90%以上のものを選ぶ)
  • 全成分表示を見たときに、やたら長い成分や見たことがないようなカタカナが羅列されていないものを選ぶ
  • 全成分表示に書かれている成分がシンプルなものを選ぶ
  • フェノキシエタノール、パラベンなどが全成分表示に書かれていないもの

などを選ぶといいと思います。

また、今後オーガニックコスメを使っていくにあたって、先ほどもお話した

  • 石油由来成分の排除
  • 動物由来成分の排除(生きている動物からの抽出物は除く)
  • 植物原料のうち、70~90%以上がオーガニック栽培・無農薬栽培の植物であること

上記の基準を満たすオーガニックコスメを選ぶには、詳しい知識は必要ありませんが、多少成分に関する知識が必要になってくると思いますので、このブログでも今後詳しくご紹介していきたいと思っています。

国産オーガニックコスメで参考になるオーガニックコスメブランド

国産オーガニックコスメブランドも今は色々ありますが、その中でも先ほどの基準を満たしている、またはオーガニックコスメ認証を取得している、成分なども安心できるオーガニックコスメもたくさんあります。

こちらでご紹介しているオーガニックコスメブランドも参考にしてみてください^^

  • HANAオーガニック
    オーガニック認証は取得していませんが、海外のオーガニック認証団体の基準に沿って作られているだけではなく、開発者の林田さんはオーガニックコスメアドバイザーでもあるため、オーガニックコスメだけではなく、コスメやスキンケア全般の知識はかなり豊富ですので、信用度はかなり高いと思っています。
  • オラクル
    4/30まで期間限定でトライアルセットが1,000円でお試しできます。
    オーガニック認証は取得していませんが、コンポーザーと呼ばれる植物に精通した開発者が開発しています。配合されている植物も北海道旭川の自社農園にて生物力学にもとづいた農法で種まきや収穫をしています。
  • ウェリナ
    まだ比較的新しい国産オーガニックコスメですが、自然栽培/ワイルドクラフトUSDAオーガニック認定取得原料と、環境汚染の無い国からの有機栽培植物原料にこだわって作られています。
  • >>琉白(るはく)
    琉白のアイテムは、どれもエコサート認証を取得しています。
  • ドゥーオーガニック
    国産オーガニックコスメの中で日本で初めてコスメビオマークを取得しました。エコサート認証も取得しています。
  • ネオナチュラル
    ネオナチュラルの全てのアイテムではありませんが、COSMOS認証を取得しているものや、日本のオーガニック認証JONAの認証を取得しているものもあります。
  • 華密恋
    こちらもオーガニック認証は取得していませんが、有機JAS認定の自社農園でこだわって作られたカミツレを配合しています。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でmoca♡オーガニックコスメアドバイザーをフォローしよう!

ランキングに参加しています

この記事がお役に立ちましたらポチッと応援していただけるとうれしいです^^
にほんブログ村 美容ブログ オーガニックコスメへ

スポンサーリンク

スポンサーリンク

無断でのコピーなどは禁止しています
当ブログでは、テキストのコピーを無断で行った場合、どのページのどの文章がコピーされたか即座に運営者の私に通知がくるようになっています。
あまりに酷いテキストのコピーをしている方(記事を全文コピーなど)や、明らかに無断使用のためにコピーしている(執拗に文章をコピーする、明らかに記事をパクろうとしている意図が感じられる)と思われる方は、閲覧を禁止する措置を取らせていただきます。